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来客 [こども]

先日、イギリス人の来客があった。
家内の姉は、ガールスカウトの地区の世話役をやっている。
ガールスカウトなどの組織は、世界規模であって
時々、お互いの国に、ホームステイをしながら、交流を深めているようである。
そんな中、イギリスのガールスカウトの団体が、日本に交流で来ることになっていて
そのお世話も行っていた。
ところが、その中の1人(同じく、イギリス側での世話役の方)が
来日して、早々に、怪我(左手を骨折)をされて、他の方と、一緒に行動することが
できなくなったとのこと。(他の方は、京都に行った。)
姉のほうも、急遽で都合がつかず、そこで、我が家に1泊することになった次第である。

その方は、その日の夕方に来られ、私も出迎えた。
年配だが、とてもチャーミングな方(女性:以後Bさん)であった。
子供も、身近に外国の方に接して、最初は、少しシャイになっていたが、
すぐに、知っている単語を披露して、打ち解けたようである。
家内は、最初に挨拶をして、夕食の支度に入いったため、
私と、子供が、片言の英語で、おもてなしをした。
その内、どこに住んでいるかの話になり、
最近、話題の”グーグルアース(地図ソフト)”を使って、
お互いの家を、”グーグルアース”上で確認した。
ちなみに、この”グーグルアース”は、よくできたソフト(アプリケーション)で
関東地区であれば、大抵、自分の家を”グーグルアース”の衛星写真で
確認することができる。
Bさんは、このソフトは、初めて見たようで、その詳細な映像に驚いていた。
残念ながら、イギリスのBさんの自宅付近は、衛星写真データがないようで
詳細には、見れなかったが、地図上で位置は確認できた。
余談だが、すごいソフト(フリーソフト)が、出てきたものである。
おかげで、地図をみながら、ことばは、少なくても、ボディランゲージで、
かなりの意思疎通が図れた。
子供も、このソフトの操作は、なれているので、自分が操作した地図を
Bさんに見てもらうことができて、得意気であった。

そのうち、夕食となった。
Bさんは、今回、日本に来られるのが初めてということで、
(初めての来日で、骨折されて、気の毒だが)
全てが、日本で初めての経験とのことである。
左手が、ギブスで固めているため、右手しか使えないのであるが、
なれない右手(Bさんは、左きき)で、お箸をもって、食事をされた。
食事も特にこったものではなくて、普段我が家で食べている
日本食であったが、まったく好き嫌いもなく、お箸を器用に使って
食事をされた。特に、”たくあん”が気に入ったようで、
おいしそうに、召し上がった。
食事中は、家内が、話題をリードしてくれたので、私は、主に聞き役にまわった。
私のために、ゆっくりとしゃべってくれたこともあると思うが、いわゆる米語と違って、
Bさんの英語は、私には、聞き取りやすかった。おかげで、話がはずんだ。

食事の後、子供は、今、練習しているピアノの曲をBさんに聞いてもらえて
大変、満足していた。Bさんも、自分の孫のように、子供に話かけて
ほめてくれた。おかしかったのは、Bさんは、ゆっくり話しかければ
子供(小1女子)に通じると思ったのか、真剣に子供にゆっくり話かけてくれた。
子供は、何を言われているかの詳細は分からなかったと思うが、
気持ちは、通じたものと思う。

子供は、すっかりBさんのことが好きになったようで、左手が利かない
Bさんが、お風呂に入るのに、不自由であるため、自分が一緒に入って
体を洗ってあげると言い出した。
Bさんも、子供を、自分の孫のように思ったのか、子供の提案を受け入れた。
お互い、言葉は、通じないはずであるが、ハートが通じたのであった。


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